大阪・関西万博のいけす水槽！活魚水槽6台短期レンタル事例

大阪・関西万博の養殖魚イベントに展示！活魚水槽短期レンタル事例

EXPO2025大阪・関西万博で開催された短期イベントにあわせて、120cm水槽5台と90cm水槽1台の合計6台を一式レンタルでご利用いただきました。
こちらの水槽は、『マダイ』や『ブリヒラ』などの養殖魚が泳ぐいけす水槽となっており、来場者の方に実際の姿や泳ぎ方を間近でご覧いただける展示となりました。
高級魚として知られる魚種を身近に感じていただくことで、日本の魚食文化をより楽しく、親しみをもって体験していただけるイベントになりました。
 
アクアガーデングループでは、このようなイベント展示向けの水槽レンタルや短期レンタルのご依頼も承っております。
イベントの会期や会場のスケジュールに合わせて、経験豊富なスタッフが水槽の搬入・設置・撤去までトータルで対応いたします。
「どんな魚を展示したいか」「どのような見せ方をしたいか」といったイメージなど、お気軽にご相談ください。

水槽6台を一式レンタル！活魚に適した飼育環境づくり

今回は、横幅1200mm水槽が5台、900mm水槽が1台の、合計6台を設置しました。
水槽本体だけでなく、水槽台や水槽用照明、外部式ろ過フィルター、水槽用クーラー、エアレーション装置といった周辺機器も一式レンタルしています。

酸素量と水温管理が重要

海水の活魚は体が大きく、十分な酸素量を必要とする魚種が多いことが特徴です。
そのため、各水槽には酸素を供給するための『エアレーション』を2台ずつ設置し、高い酸素量を保てるようにしました。
さらに、水質を安定させるろ過装置として『外部式フィルター』も2台ずつ設置しています。
水を汚しやすい活魚に適した飼育環境となるよう、ろ過能力を高めると同時に、十分な水流を与えることで魚たちの活性維持にもつながります。
 
また、活魚水槽は低めの水温を維持する必要があり『水槽用クーラー』も1台の水槽に対して2台設置しました。
万博の開催時期はまだ外気温が高く、会場内も水温が上がりやすい環境であったため、合計12台の水槽用クーラーの運用で活魚に適した水温を維持しました。

養殖魚の姿がよりはっきりと分かるよう、今回はレイアウト素材や底砂を入れないベアタンク仕様としています。
さらに、誤って手を入れてしまうことがないよう、水槽の上部には『キャノピー（上部カバー）』を取り付け、安全面にも配慮しました。
小さなお子さまから大人の方まで、幅広い年齢層の来場者様に安心して楽しんでいただける展示となりました。

この水槽に泳いでいる生き物紹介

こちらの水槽には『マダイ』や『キンダイ』『コチョウザメ』『二ホンウナギ』など、複数の養殖魚を展示しました。
適度な水流とエアレーション、そして厳密に管理した水温によって、展示期間中に良好なコンディションを維持しました。

キンダイは『イシダイ』と『イシガキダイ』を交配して生まれた養殖魚で、近畿大学水産研究所様によって開発されました。
優れた繁殖力と成長スピードをあわせ持ち、稚魚の間は陸上の水槽設備で育成でき、脂ののった身がおいしいことから、今後の養殖の普及が期待されています。

コチョウザメは、特に低水温と高い酸素濃度を好む魚種として知られています。
チョウザメよりも小型で、成長しても全長約40cmほどと比較的飼育しやすく、観賞魚として飼育されることもあります。
養殖の現場では、魚肉以外にもキャビアの生産を目的とした養殖も行われていることで有名です。
今回展示コチョウザメはいずれも若魚ですが、およそ6～7年ほどでキャビアをつけられるようになります。
 
このように、未来の食卓を支えていく養殖魚たちについて、多くの方に知っていただくことを目的としたイベントであり、会期中は多くのご来場者様に水槽展示を楽しんでいただけました。

イベントに水槽を設置するには！水槽短期レンタルサービスについて

アクアガーデングループでは、イベントや撮影向けのサービスとして、水槽の短期レンタルや単発のメンテナンスなどのサービスをご用意しています。
展示会やイベントブース、1日限りの催し物、動画や写真撮影など、期間が決まっているケースでも安心してご利用いただけます。
展示水槽のスポットメンテナンスも対応しています。
短期レンタルサービスでは、30cm～120cmまでの一般的な規格水槽をご利用いただくことが多いですが、展示ブースに合わせたサイズの特注水槽の製作・設置も可能です。
海水魚やサンゴの展示に適した『オーバーフロー式水槽』や、活魚をストックできる『いけす・活魚水槽』など、ご用途に応じてオーダーメイドで設計いたします。
 
特注水槽の製作には、約4週間程度のお時間をいただいています。
イベントなどでのご利用をご検討の際は、余裕をもってご相談いただけますと幸いです。