大阪・関西万博　モーリシャスパビリオン様の1.6mサンゴ水槽！展示後の様子

大阪・関西万博のモーリシャスパビリオン様の1.6ｍサンゴ水槽！万博閉幕後の様子

EXPO2025大阪・関西万博のモーリシャスパビリオン様に、横幅1.6mの水槽一式をご購入いただき、水槽の設置からメンテナンス管理まで行ってまいりました。
10月13日に万博が閉幕し、この度撤去作業を行いました。
万博閉幕後は、新たな施設への移設が決定しました。
新しい場所でも、モーリシャスのサンゴ礁を再現した美しいマリンアクアリウムとして継続運用されます。

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移設するために、アクアリウムはいったん解体されます。
レイアウト素材や底砂、ろ材、各種機材は一点ずつ丁寧に梱包・保管し、とくに海水魚や貝類など生体へのストレスがかからないよう細心の注意を払い作業します。
サンゴ水槽は繊細な水質管理が必要であり、入念なメンテナンスを行ってきた水槽のため、この度移設が決まりアクアガーデングループとしても大変うれしく思います。

大型サンゴ水槽を安全に撤去。移設に向けた段取り

レイアウトアイテムを回収したうえで、飼育水を抜いていきます。
水槽サイズはW1600 × D500 × H800mmと大型のため、大量の海水を排出します。
展示場所付近に排水口がないため、あらかじめ用意したポリタンクへ移し替えました。
水道設備が近くに無い場所でも、設置場所に合わせ安全に作業できるよう柔軟に対応しております。

万博開催中の水槽設備とメンテナンス

こちらのサンゴ水槽は、サンゴろ材を用いた『ろ過槽』、オーバーフローに欠かせない『循環ポンプ』、水質を維持するための『プロテインスキマー』が心臓部ともいえるほど重要な機材でした。
海水魚水槽…特にサンゴ水槽は、水質の変化や水の汚れに弱く敏感なため、繊細な水質管理が欠かせません。
自然由来のサンゴろ材と、有機汚れを効率的に除去するプロテインスキマーをうまく調整することで、美しいモーリシャスの海を再現しました。
長年培ったスタッフ達の技術力の賜物です。運用ノウハウと定期的なメンテナンス作業で、美しいアクアリウムが出来上がります。
 
撤収時は、現場を汚さないよう配慮して行います。
『カルシウムリアクター』などの機材も、丁寧に磨いてから梱包しました。

万博開催中、活躍した生き物たち

モーリシャスの海域に生息する『トゲチョウチョウウオ』、『ミゾレチョウチョウウオ』、『ナンヨウハギ』などの海水魚たちや、『ミドリイシ』などのサンゴたちが、開催期間中多くのご来場者様たちを楽しませてくれました。
他にも、『マガキ貝』や『シッタカ貝』が、サンゴ砂やレイアウトの汚れを食べることで水槽をキレイにし、お掃除生体として大活躍してくれました。

写真中央、存在感を放っているナマコは『アカミシキリ』という中型のナマコです。
個体にもよりますが、背中が黒く、お腹がピンクの体色をしており、その姿はまるでエクレアみたいともいわれています。
サンゴ礁に生息しており、底砂をキレイにクリーニングしてくれるため、お掃除生体としても頼もしい存在です。

『スターポリプ』という種類のサンゴがエメラルドグリーンに発光し、美しく幻想的な雰囲気を作り上げてくれました。
『ヒレナガハギ』、『デバスズメダイ』、『ホンソメワケベラ』など様々な海水魚たちがのびのびと活発に泳ぐ姿は、水質の良さを感じさせてくれます。
多くの生体が大活躍し、サンゴ礁の水景を再現してくれました。

イベントでの水槽を運用するためには

アクアガーデングループでは、イベント・撮影・展示向けサービスとして短期水槽レンタルや、単発メンテナンスサービスをご提供しています。
1日単位の短期設置や、設置期間が決まっている展示・撮影など、安心してお任せください。
開催期間に合わせた水槽設備や、開催中のメンテナンス管理、展示後の移設など、柔軟に対応いたします。
 
短期レンタルサービスでは、基本的には30～120cmの規格水槽を中心にご提案していますが、展示会場に合わせたサイズやお客様のご要望のサイズの水槽を、特注で設計・製作・設置も可能です。
水槽の形状・仕様によっては準備期間を要するため、イベントでのご利用は余裕をもってご相談ください。
特注水槽の製作にはおおむね約4週間を見込んでおり、スケジュールに合わせた工程管理で安全・確実にお届けします。
 
結婚式などの特別な一日を演出する『ウェディング水槽』や、海の生き物と触れ合える『タッチプール水槽』など、様々な短期レンタル水槽を設計・設置してまいりました。
イベントなどでアクアリウムをご入用の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。